摩擦材表面の溝について

摩擦材の面に,溝(線)が入ってい るパットがありますが、この溝は、鳴きの防止の一つの方法です。溝の入れ方にも特許があるといわれております。また、摩擦材の中央に太く線が切り込みのあるパットや,摩擦材が1つのバックプレートに2個〜4個に分けてある場合は,熱によるバックプレートの反りを防止するために摩擦材を分けているのです.

ローターとの相性

ベスラメタル(焼結)パットには,ステンレス製(材質SUS410)のローターが最適です.

走行時に,表面温度が300度以上の高温に上昇するので,表面の熱処理を完全に行ったローターを使用する事をお勧めいたします.ステンレス材を機械加工して作成したローターは,表面の水平度,熱処理が完全に実施されているか確認をする必要がありますが、ローターの熱処理の具合を見抜く事は難しいと思われます。

また,鋳鉄製,鋼鉄製のローターは,パットの磨耗が早くなりますので, ご承知の上,ご使用ください.できれば控えることをお勧めします.

レジンパットは、ステンレス製、鋳鉄製,鋼鉄製のローターに相性がよく、使用することが出来ます。

表面熱処理テスト


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